女性の抜け毛・薄毛 Ｑ＆Ａ

確かに大きなショックを受けると自律神経のバランスが崩れ、髪に栄養が届き難くなるので、個人差はありますが本当です。
ただ、精神的ショックは多かれ少なかれ誰にでもあることですから、ストレスに負けないように日ごろからできるだけ心がけることが重要になります。

脱毛症は血行に影響されるものの他に、男性ホルモンが大きく関わっています。
男性ホルモンにある「テストステロン」が、毛髪を作り出す「毛乳頭」にある「5α-リタクターゼ」と呼ばれる酵素と結合して、毛乳頭での髪の製造を妨害します。
男性は、この男性ホルモンによる脱毛症が一般的で、脂っぽいのもこれに影響されています。
いっぽう、女性の脱毛は主にストレスによるものが原因です。
女性でも男性ホルモンは存在しますから、男性ホルモンの分泌が過剰になるとたとえ女性でも影響は受けます。
ただ、女性の場合は男性ホルモンによる影響はごくわずかです。
男性が前頭部や頭頂部から薄毛が進行していくのに対して、女性は全体的に薄くなっていくのをみても、明らかに男性とは違うことからも理解できます。

脱毛症は遺伝によるものが大きいと言われていますが、これはほとんどが男性の脱毛症の場合です。
脱毛症が遺伝するのではなく、男性ホルモンの過剰分泌や頭皮が脂っぽいなど、脱毛症になる体質が遺伝すると言われています。
女性の場合は、生活習慣の乱れや社会的なストレスによる要因が深くかかわっているのであって、遺伝は関係ないといったほうがいいと思われます。
したがって脱毛症の原因さえわかれば薄毛は解決でいるはずなのです。

脱毛症はショートヘアにすれば解決するものではありません。
確かに髪を短くすれば抜け毛が減るような感覚になりますが、それは髪が短くなった分抜け毛の全体量が少なく見えるだけで、抜け毛の本数が減ったわけではないのです。
ただ抜け毛が減ったと錯覚するような精神的に安定する分には効果があるかもしれませんが。