病院の脱毛症検査

病院 脱毛症検査

病院の検査の流れ

医師の診断

 

脱毛症が深刻化したときなどに病院で診てもらう場合、どんなことするんだろうと不安になりますね。

 

ここでは病院での検査の流れを大まかにまとめてみました。

 

問診

 

脱毛症はストレスや生活習慣などの様々なことが原因となって起こっているので、まずはどこから起因しているのか探る必要があります。

 

そのために細かい検査に入る前に、何時、どこから、どんな風に脱毛症が始まったのか、そのときに精神的な変化はなかったか、シャンプーやリンスなどのヘアケアグッズはどんなものを使用しているか、服用している薬や美容院の頻度など、非常に多くの質問をされます。

 

診察やヘアチェック

 

病院の多くは医師による視診がほとんどですが、まれにマイクロスコープなどの機器を使って頭皮を拡大させてモニターに映し、細かくチェックします。

 

モニターには自分の頭皮にある毛穴や皮脂量が映し出され、髪の毛の状態や血行の良し悪しなど詳しく説明してくれます。

 

治療

 

一通り診察して、医師が今後の治療法を判断することになりますが、脱毛症の治療には「保存療法」と「手術療法」があります。

 

「保存療法」は、育毛剤や薬の服用、頭皮のマッサージでしばらく観察しながら様子をみる事です。

 

「手術療法」は後頭部の毛のあるところから頭皮ごとに移植したり、1本1本植毛したりなど様々な手術方法があります。

 

若い女性にみられる脱毛症は、多くが頭皮の状態や毛根が弱ってきているだけなので「保存療法」で対処します。

 

ストレスや生活環境を考慮してカウンセリングを行い、育毛剤や薬、マッサージで様子をみることになります。

 

あるいは、「赤外線照射」で刺激を与え、血行を良くして毛根に栄養が行きやすくしたり、「液体窒素法」で頭皮に刺激を与えることもあります。

 

こうした「保存療法」はおおよそ週に1回で3ヶ月間続けて様子をみます。

 

そのほかに

 

最近では「真空含侵法」といって、気圧を下げて毛穴の汚れを吸引して、きれいになった毛穴に育毛剤を噴射して浸透させ、毛根になるべくクリアに栄養を与える方法も注目されています。

 

また個々の状態によっては、PUVA療法、局部免疫療法、注射療法など様々な治療法があるので各病院に問い合わせてみると良いでしょう。

 

薬の処方

 

外用薬ではフロージン(塩化カルプロニウム)と呼ばれる液体やステロイド剤軟膏が一般的です。

 

フロージンは血管を拡張させて血行をよくする役目を果たし、ステロイド剤軟膏は頭皮の炎症を抑制する役目を果たします。

 

内服薬では頭皮の新陳代謝や髪が成長するのに必要なビタミン剤が一般的です。

 

これらの薬はすべて健康保険が適用され、一ヶ月ほど続けて様子をみていきます。